今回は、初心者さんが最初につまづきやすい〈回復アイテム〉について、基本的な情報や私がタルコフをプレイしてきた中で知った情報などを皆さんに共有できたらと思っています。
数多く用意されている回復アイテムについて、「何がどう強いんだろ?」「これとこれは何が違うんだろ?」などの疑問や、今まで気にしていなかった些細な違いなども知ってもらえたらと思うので、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
☆筆者の紹介☆
名前:柊詩音
タルコフ歴:約2年
プレイスタイル:万年金欠。高いものはあまり使わず、安くてコスパのいいものをなるべく上手に使って戦う。規格外の予備弾数を用意するほどの戦闘狂。
回復アイテムの種類
タルコフには数多くの回復アイテムが登場します。
しかし、そんな回復アイテムも、
①体力回復系
②状態異常回復系
③鎮痛効果などの能力バフ系
と、大きくこの3つに分けることができるので、基本が分かれば覚えやすくなってくると思います。
今回は、この3つの中から基礎的であり重要なものでもある、①体力回復用アイテムについて解説していきたいと思います。
他の二つに関しては、また別の記事で紹介したいと思いますのでしばらくお待ちください。
状態異常
まずは、回復アイテムの前に基本的な状態異常について基本的な紹介をしておきます。
軽度出血
発生条件:何らかのダメージを追うことで発生。発生確率は相手の弾薬の種類によっても変動する。
症状:壊死していない箇所のHPが徐々に減少する。
重度出血
発生条件:何らかのダメージを負うことで発生。発生確率は相手の弾薬の種類によっても変動する。
症状:壊死していない箇所のHPが、軽度出血よりも多い値で徐々に減少する。
エネルギーの値が減少し続ける。
地面に血痕を残す。
生傷
発生条件:重度出血を止血する。
症状:止血状態。
走ったり、追加でダメージを受けた場合は、240秒後に高確率で軽度出血が再発する。
生傷発生から240秒後に、完治又は軽度出血に分岐する。
骨折
発生条件:銃弾などで攻撃を受けた場合に確率で発生。
発生部位は〈腕〉もしくは〈足〉のみ。
高所から降りた(落ちた)場合に確率で発生。
症状:【右腕骨折】アイテム使用速度・コンテナ探索速度が通常の50%長くなり、銃のリロードとドロー・エイム時間が67%長くなる、ADS中に手ブレ発生。
【左腕骨折】アイテム使用速度・コンテナ探索速度が通常の67%長くなり、銃のリロードとドロー・エイム時間が50%長くなる、ADS中に手ブレ発生。
【足骨折】歩くスピードが片足につき45%ダウンし、走れなくなる。
更にジャンプの高さが減少し、着地時にダメージを受ける様になる。
鎮痛剤を使えば走れるようになるが、一定歩数ごとに微弱なダメージ。
壊死
発生条件:各部位のHPがダメージを受けるか出血などで0になる。
症状:各部位の上限HPが0になり、通常の回復アイテムでは回復出来なくなる。
【頭部・腹部】他の部位のHPに関わらず死亡。(出血で0になった場合は即死せず、次に当該部位にダメージを受けた場合死亡する。)
【腹部】壊死した状態のこの部位に追加でダメージを受けた場合、1.5倍されて全身に分散する。
痛みの状態異常は無いが、鎮痛効果がないとうめき声をあげる。
【右腕】骨折と同様の症状が発生し、手榴弾の投擲時に正確な投擲が難しくなる(ノーコン化)。
この部位に受けたダメージは0.7倍となり全身へ分散される。
【左腕】骨折と同様の症状が発生し、この部位に受けたダメージは0.7倍となり全身へ分散される。
【足】骨折と同様の症状に加え、この部位に受けたダメージは1.0倍となり全身へ分散される。
足音を最小にして歩けなくなる。
①体力回復系アイテム紹介
状態異常の紹介も終わったところで、次は本題である〈体力回復をメインに行うアイテム〉を紹介していきたいと思います。
AI-2 medkit

・耐久値:100
・使用時間:2秒
・アイテムマス:1マス
・効果:体力回復のみ
最序盤から配布されているアイテムで、別名チーズと呼ばれていたりもします。
使用用途としては体力回復のみの最低クラスの回復薬です。
稀に拾った際、自身の回復アイテムの温存として代用する人も居ますが、本当にその程度のアイテムです。
Car first aid kit

・耐久値:220
・使用時間:3秒
・アイテムマス:2マス
・効果:体力回復
軽度出血回復(-50)
2マスの回復アイテムで体力を220回復することができ、その内50を消費して軽度出血を治すことも出来ます。
しかし、220から50を消費するのはとても大きくあまり効率がいいとは言えませんし、このアイテム自体も他に上位互換が多くあるので、使用される場面はかなり少ないです。
手に入ったら
・セラピストに売却。
・Car2つ、止血帯2つを用いてハイドアウトでSalewaを作成する。
の2択になるかと思います。
IFAK individual first aid kit

・耐久値:300
・使用時間:3秒
・アイテムマス:1マス
・効果:体力回復
軽度出血回復(-30
重度出血回復(-210)
1マスで持ち運ぶことが出来る優秀な回復アイテムであり、よく見つけるので使用する機会も結構あるのではないのかな?と思います。
軽度出血に関しては耐久値30で直してくれるので、1回か2回程度ならお世話になっても大丈夫なのかな?と思いますが、重度出血に関してはIFAKで治すことはオススメできません。あくまで、重度出血を治せるアイテムがない時の最終手段として考えてください。
AFAK tactical individual first aid kit

・耐久値:400
・使用時間:3秒
・アイテムマス:1マス
・効果:体力回復
軽度出血回復(-30)
重度出血回復(-170)
IFAKの完全上位互換であり、購入時の値段も高くなっているので使用頻度もそれほど高くないアイテムになっています。
「たまたま見つけたから少し使う。」程度でしか私も使用していないので、本当に稀に見るアイテムといった印象です。
性能自体は低くないので、手に入れたら使うくらいの感じで運用しています。
Salewa first aid kit

・耐久値:400
・使用時間:3秒
・アイテムマス:2マス
・効果:体力回復
軽度出血回復(-45)
重度出血回復(-175)
私が一番お世話になっている回復アイテムと言っても過言ではないくらい、毎回のように使っているのがこのSalewaです。
ゲーム進行度が中盤くらいに差し掛かっている人は、大半がこのSalewaを使っていると思います。
倒した相手がフル耐久の状態で持っていることも珍しくはないので、手に入れる機会も多いのが良いですね。
Grizzly medical kit

・耐久値:1800
・使用時間:5秒
・アイテムマス:4マス
・効果:体力回復
軽度出血(-40)
重度出血(-130)
骨折(-50)
このGrizzlyだけは、他の回復アイテムと扱いがかなり違います。
特徴としては、
・壊死以外のなんでも治せるという万能さ。
・戦闘中に使用するには不向きな使用時間。
・使用用途を制限してしまう4マスという大きさ。
・耐久値1800というタフさ。
と言ったところでしょうか。
このアイテムの使い道としては、
・序盤などで回復アイテムを温存したい時にGrizzlyをポーチに入れて持ちだすパターン。
・4マスのポケットがあるリグに入れてそのまま持ちだすパターン。
・スタッシュに置いておいて、負傷して帰ってきた時にリザルト画面で傷を治さず、スタッシュ内のGrizzlyで回復して微量づつでも経験値を稼ぐパターン。
の、大きく分けて3つだと思います。
私個人としては、最序盤だけポーチに入れて持っていくこともオススメできます。
店でSalewaなどが手に入るようになったらレイドに持っていくのはやめて、スタッシュの中に保存してレイド後に身体を治すのに使うか、売却してお金に変えましょう。
ちなみに、マス単価的にそこまで美味しくないですw
体力回復アイテムのまとめ
極論、体力回復系のアイテムに関しては何でもいいかもしれないです。
Grizzlyのように、使用する場面を選ぶような大きなアイテムでなければ、利用方法にさほど違いはありません。
いろんなアイテムを使って自分なりに試していくのも醍醐味の一つかもしれません。
慣れているプレイヤーほどSalewaを使っている率が高い理由。
上級者などタルコフに慣れているプレイヤーほど、Salewaを使っているということにお気づきでしょうか?
数値上の性能として、AFAKとSalewaにはそれほど大きな性能差はありません。次点でIFAKが候補として上がってくるでしょう。
しかし、使用率で言えば圧倒的にSalewaを使っている人が多いんです。
2マスのアイテムであるにも関わらず、どうしてそんなに使用率が高いのか。それには大きく次の2つの要因にあります。
・回復モーションの違い。
・最大回復量の違い。
まず、回復モーションの違いなのですが、別にSalewaのモーションの方が、他のアイテムよりもかっこいいとかそういう理由ではなく、回復数値の低いAI-2を除いた回復アイテムの中で、Salewaだけがファスナーを採用していない回復アイテムなんです。
「え、そんなの関係なくない?」
と思うかもしれませんが、音がかなり重要なタルコフにおいて、金属系の高い音は遠くまで聞こえてしまう可能性があります。
Salewaに関しても、プラスチック製のバックルを外す時に少し高めの音が鳴りますが、ファスナーに比べて一瞬しか音が鳴らないので、聞き取られにくいのがポイントです。
つまり、戦闘中などで回復をする際に、他の物音に紛れて回復音を悟られにくくするというメリットがあります。
二つ目の最大回復量の違いについてなのですが、これは一回の使用で回復出来る最大量という意味です。
実はIFAKや AFAKなどの回復アイテムに関しては、一回の使用で50程しか回復出来ないなどの制限があったりします。
この制限のせいで壊死を治療した部位の体力を回復させる際に、回復しないといけない数値が大き過ぎて一回では回復しきらないという事態が発生してしまいます。
同じ使用時間なのにSalewaは全回復出来て、他では全回復出来ない。敵との戦闘中に1箇所に二回も回復してられないですからねw
そういった理由から、必要なマスが多くてもSalewaを愛用する人が多かったりします。
まとめ
初心者のうちは、AI-2に長い間お世話になると思います。耐久値も少ないアイテムなので、複数個必要な事もあります。
しかし、回復アイテムが必要な時というのは、〈戦闘が起きたうえでファーストファイト後に生きているのが条件〉なので、戦闘で生き残ることが難しい序盤に関しては、それ程気にしなくてもいい事でもあります。
逆に、回復アイテムにこだわりを持ち始める=戦闘に慣れて生き残れる事が多くなった。ということにもなりますので、自分の成長の指標にしてみてもいいかもですね!
今回は体力回復用のアイテムを解説しました。
次の記事では、状態異常回復用のアイテムを紹介していきたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!
それでは、またの機会に!
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